創業111周年のご挨拶

柚餅子総本家中浦屋は、9月8日で創業111周年を迎えました。

明治43年に輪島町地内で起こった大火災。
現在の中浦屋がある町の中心部をほとんど焼き尽くしました。
それまで菓子職人の奉公をしていた中浦勝記ですが、大火の混乱が癒えぬ間もなく、焼け野原の小さな土地を買い求めて「柚餅子総本家中浦屋」の屋号で菓子屋を始めました。

その創業の日が、明治43年9月8日です。

毎年9月8日を迎え、創始の時代を思い起こしてきましたが、晴れることのないコロナ禍のなかで、始まりを示す1の数字が並んだ創業111周年を迎えられたことは誠に感慨深く、これまで支えてくれたお客様とスタッフの皆様への感謝の気持ちをさらに強くしているところです。

 私たちは、大きく変わる社会環境のなかで、あらためて人の尊さとつながりの大切さを感じています。
その思いも重ねて、これからもスタッフの皆様を家族として大切にし、お客様にご満足いただける商品とサービスをお届けさせていただきたく、心あらたに創業111周年の始まりを迎えました。

「食の輪で広がる喜びの輪」、私たちは、小さな輪島から世界中へ、食を通じた喜びの輪を広げるため今後とも精進してまいります。
 創業111周年にあたり、みなさなに心より感謝申し上げますとともに、今後ともご愛顧とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

初代 中浦 勝記
二代 中浦 政記
三代 中浦 駿一
四代 中浦 政克